効果的な指示(プロンプト)の書き方
プロンプトとは
プロンプトとは、ChatGPTに送る「指示文」や「質問文」のことです。プロンプトの書き方次第で、得られる回答の質が大きく変わります。
良いプロンプトの特徴
- 具体的で明確な指示
- 必要な情報がすべて含まれている
- 期待する出力形式が明示されている
- 文脈や背景情報が提供されている
基本的なプロンプトのコツ
1. 具体的に指示する
悪い例
❌ 「文章を書いて」
良い例
✅ 「新商品の発表会に参加できないお客様に送る、お詫びのメールを200文字程度で書いてください。丁寧な言葉遣いで、次回のイベント案内も含めてください。」
2. 役割を与える
ChatGPTに特定の役割を与えることで、より専門的な回答が得られます。
例
- 「あなたはプロの料理人です。〇〇のレシピを教えてください」
- 「あなたは小学生の家庭教師です。分数の計算を分かりやすく説明してください」
- 「あなたはマーケティングの専門家です。〇〇商品の販促アイデアを5つ提案してください」
3. 出力形式を指定する
箇条書き、表形式、段階的など、欲しい形式を指定しましょう。
例
- 「箇条書きで5つリストアップしてください」
- 「表形式で比較してください」
- 「ステップバイステップで説明してください」
- 「300文字以内で要約してください」
4. 例を示す
期待する回答の例を示すと、より正確な結果が得られます。
例
「以下の例のような形式で、〇〇について説明してください。
例:【タイトル】〇〇
【概要】〇〇
【メリット】〇〇」
実践:シーン別プロンプト例
ビジネスシーン
会議の議事録作成
「以下の会議のメモから、議事録を作成してください。
・日時:2024年1月15日 14:00-15:00
・参加者:田中、佐藤、鈴木
・議題:新商品の販売戦略
(メモの内容)
形式:日時、参加者、議題、討議内容、決定事項、次回アクション、の順で記載してください」
学習シーン
概念の理解
「小学5年生でも分かるように、『光合成』について説明してください。図解的な説明も含めて、3つのステップで教えてください。」
クリエイティブシーン
アイデア出し
「地域活性化のためのイベントアイデアを10個考えてください。
条件:
・予算は50万円以内
・対象は家族連れ
・季節は夏
各アイデアには、概要と予想される効果も添えてください」
プロンプトを改善する方法
1. 段階的に詳しくする
- まず簡単に質問する
- 回答を見て、もっと知りたい部分を深掘りする
- 具体例を求める
- 別の角度から質問する
2. フィードバックを与える
ChatGPTの回答に対して、「もっと具体的に」「初心者向けに」「短く」などのフィードバックを伝えることで、より良い回答が得られます。
フィードバックの例
- 「もう少し詳しく説明してください」
- 「もっと簡単な言葉で説明してください」
- 「具体例を3つ追加してください」
- 「専門用語を使わずに説明してください」
よくある間違いと改善方法
間違い1:曖昧すぎる質問
❌ 「ダイエットについて教えて」
✅ 「運動せずに食事だけで1ヶ月に2kg痩せるための、具体的な食事プランを朝・昼・夜の3食分、1週間分作成してください」
間違い2:情報不足
❌ 「メールを書いて」
✅ 「取引先に商品納期が1週間遅れることを謝罪するメールを、丁寧な言葉遣いで300文字程度で作成してください。代替案として、一部先行納品を提案する内容も含めてください」
間違い3:複数の質問を一度にする
❌ 「マーケティング戦略を教えて。あと、おすすめのツールと、予算の立て方も教えて」
✅ まず「〇〇商品のマーケティング戦略を3つ提案してください」と聞いて、その後「先ほどの戦略に適したマーケティングツールを教えてください」と続ける
今日のまとめ
- プロンプトは具体的で明確に書く
- 役割を与えると専門的な回答が得られる
- 出力形式を指定すると使いやすい回答になる
- 例を示すとより正確な結果が得られる
- 段階的に質問を深めていくのが効果的
- フィードバックを与えて回答を改善できる
今日の練習課題
以下のシーンで、効果的なプロンプトを作成してChatGPTに質問してみましょう:
- 自己紹介文を作成する(SNSのプロフィール用)
- 週末の旅行プランを立ててもらう
- 会議のアジェンダを作成する
次回予告:3日目
次回は「ChatGPTで画像を作ってみよう」をテーマに、DALL-E機能を使った画像生成を学びます。テキストから画像を作り出す方法を体験しましょう。